和歌山市消防局では、敬老の日を含む一週間を「高齢者等防火推進週間」と定めています。今年は9月21日(月・祝)の敬老の日を含む9月16日(水)~9月22日(火・祝)の一週間です。

 

この週間では、高齢者等のみなさんが火災による被害に遭うことがないよう、高齢者福祉施設等における防火管理体制の強化を指導したり、防炎寝具の使用等を啓発するなど、様々な活動が実施されます。

 

例年は高齢者福祉施設等で、消火器・スプリンクラー設備など消防用設備等の確認や、自衛消防隊による訓練の指導が行われますが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、電話による指導や車両による防火広報等、「非接触」による啓発が実施されます。

火災を防ぐために 

防炎品を日常生活に取り入れる 

燃えにくい加工が施されている「防炎品」は、小さな火種が接しても焦げるだけで、簡単には着火しません。また、着火しても「自己消火性」(自ら延焼拡大を停止する性能)により簡単には燃え広がりません。

こうして火災の成長を抑制することで、初期消火や避難などの対応を行う貴重な時間的余裕をもたらします。

 

防炎品には、法律により特定の施設で使用が義務付けられている「防炎物品」と、それ以外の、一般家庭でも使用される「防炎製品」の2種類があります。

 

防炎製品は、寝具、衣服、カーテン、ソファー、車のカバー等、身近なものに数多く存在します。ぜひこの機会に調べてみて、日常生活のなかに取り入れてみましょう。

住宅用火災警報器の設置・点検をする

住宅用火災警報器は、煙や熱を感知すると、警報音や音声、光などで火災の発生を知らせてくれます。古くなると、電子部品の寿命や電池切れなどで火災を感知しなくなることがあるため、とても危険です。10年を目安に新しいものと交換しましょう。

また、住宅用火災警報器が適切に作動するよう、定期的に作動確認や電池交換を行いましょう。